こどもの挑戦(成長)を支える心の安全基地
良い保育環境
こどものより良い発達を支えるための要因はより良い環境が最も大きいと考えます。
保育環境を大切に考え、いつも保育環境のことを考え、職員間の話し合い等を重ねながら環境を更新しています。
中でも大切にしているのが、空間は常に清潔であること、そしてこどもが自ら遊びだせる環境であることを心がけています。
玩具はシンプルで自然な風合い、素朴ながら鮮やかな色合い、遊びの展開をこどもそれぞれが自分の遊び方で広げることもできるヨーロッパの玩具を主に使用しています。
これら選び抜いた玩具は、こどもの集中力を高め、知力、想像力を育むと考えています。
そして、最も大切なのがこどもたちを身近でお世話するわたしたちおとなの存在です。
こどもたちが人から自分が受け入れてもらえる感覚と無条件に十分に愛される経験を積むことのできるよう心がけています。
自尊感情とは?
この基本的信頼が確立された関係が、こどもたちの日々の挑戦(成長)の際の心の安全基地となり、おもいきりその子らしく育つことにつながり、自尊心や自己肯定感にもつながると考えています。
自尊感情ということばを聞いたことはありますか?
世界の中でも日本のこどもたちたちは自尊感情が低いと言われているようです。
自分の良いところも悪いところも含めてありのままの自分を大切に思える気持ちを表す言葉、それが自尊感情です。
大人や親は、こどもたちに良かれと思いいろいろな期待を込めて言葉をかけてしまいがちです。元気にすくすく育ってくれれば良いなと思っていたはずが、日々成長し、いろいろなことができるようになってくると「これができたら次はこれも」とついつい大人の期待や望みが膨らみます。期待することは悪いことではありませんが、期待のあまり他の子と比べたり、大人の思うように動かそうとしてしまいがちです。
わたしたちはまずは何よりも、こどものありのままの姿を受け止めてあげたいと考えています。
心の安全基地として・・・
ほめることも「〇〇ができるようになったね」と事実を認め、大人の気持ちも伝えながら互いの気持ちを共有することが大切と考えています。こどもは、自分には良いところがある。今の自分が好きと感じ自尊感情を高めることにつながります。そして、受け止めてもらえた安心感が信頼関係をつくることにもつながります。
心の安全基地として、こどものあまえをとことん認め、見守り、心を満たしていきます。
わたしたちは子の満たされた心が、自律し自立したこどもへと成長する大切な土台になると信じて日々過ごしています。
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おおくら保育園チーム
(大倉保育園/ATATAME保育園/マザリーズルーム/児童クラブ)
チーム主任 保育士 久保田理香(大倉保育園 所属)